歌がうまくなる方法 声のポジションについて

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第5回 声のポジションの確認

今回は声のポジションの話です。
声のポジション?なんじゃそら? と思った方も多いでしょう? しかしこれは歌を歌う上で、大変大切なことです。 たとえば歌には当然音程がついています。高くなったり、低くなったり。 でも音程が高くなったり、低くなったりしているのと同時に、声のポジションも高くなったり、低くなったりしていては、声は安定してでないのです。 しかし世の中のほとんどの人が、ポジションが滅茶苦茶で、聞いていてこっちが苦しくなってきます。
たとえばどういう人か? よくカラオケなどで、高い音にいくと喉を絞り上げて、「あ〜」と言っている人。低い音にいくと、下に声を押さえつける人いてませんか? いてますね? ほとんどの人がそうなっています。 本来、声のポジションは、高いところに行っても低いところに行っても同じポジションになければいけないのです。 ドレミファソラシド と音程はあがっていっても声のポジションは同じ位置(同じフロアー)に無いといけません。 うまい人の歌を思い出してみて下さい。上に行っても下に行ってもまったくポジションが変わりません。 たとえばマイケルジャクソン。高音も低音も同じポジションです。 では実際どうすればいいのか?
イメージしてください。 輪ゴムを切って一本のゴムにします。そのゴムの真ん中に赤いしるしを付けます。そしてそのゴムの端を両手で持ち縦にします。 まず上にだけ引っ張ってみて下さい(声が普通に高音を出したときです)。 真ん中の赤いしるしはどうなりますか? 上に移動しましたね? では上に移動しないようにするにはどうすればいいですか? 下にも同じだけ引っ張れば赤いしるしは同じ所にとどまります。 この様な作業が発声の中にも必要なってきます。 上と下両方に広がっていく感じで、高音に行ってみて下さい。 ただし、声帯の大きさ形によって自分が安全に出せる高音、低音は異なってきます。あの歌手がこのキーで歌っているので自分もこのキーでというのは絶対にしないでください。
これはポジション以前の問題です。 いくらポジションがよくても自分が健全に出せる高音を超えてしまうと声には多大な負担が掛かってしまいます。
よくレッスンに「せめてA(ラ)まで出るようにしたいです。何とかしてください」とこられる人がいますが、これは間違っています。問題は高い声が出るかで無いかではなく、音域です。 音域が狭いのは問題ですが、高い声が出ないのは問題ではありません。 声帯が大きい人は高い声は出にくいけれども低い声は出やすいし声帯が小さい人は高い声は出るけれども低い声が出にくいものなのです。 それを無理して高音ばっかり練習したり、低音ばっかり練習するのは、危険です。 ポジションもどっちかに偏ってしまうし、喉も痛めてしまいます。 問題は音域です。
音域さえあれば自分のキーに変えて歌うことができます。 この事は忘れないでくださいね。

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