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発声をマスターした後、ここからが本番

ボイストレーニングコラム
第9回目

今回のコラムのお題、「トレーニングで学んだ発声を曲の中で使う」。

このコラムを書いて、すでに1年近く経ちました。皆さんもボイストレーニングに励んでおられることと思います。どうでしょう?そろそろ声が整ってきた事と思います。ではそのテクニックを、実際どのように曲の中で使っていくかです。いくら発声で良い声が出ても、曲の中で使えないと何にもなりません。

そこでどうするか?「これまで歌ったことのない曲を選択」してください。今まで歌ったことのある曲は、今までの癖で歌ってしまいがちです。そうならないように、新しい曲を、まずは感情をこめないで、今までボイストレーニングで習ってきた来た事を忠実に履行して歌ってみてください。どうしても上手くいかないところは、信頼できるトレーナーに質問し、自分に合った歌い方を見つけていきましょう。この作業が大変重要です。歌がうまくなるためには、自分自身だけで判断するのではなく、先生に意見を求め、癖がつかないように練習していきます。それが完成したら、次に感情面を足していきます。

決して「独学で歌が上手くなる」と、勘違いしないように。自分の歌は自分で判断することが出来ません。何故なら我々が聴いている「自分の歌や声」というものは、骨伝導によって耳に伝わってくるものからです。録音した歌を客観的に聴いた事、ありますか?「あれ?自分の思っていた声の感じと違う」と思いますよね。つまり、自分で自分の歌をジャッジすることは絶対に不可能なのです。客観的に判断してくれるボイストレーナーを、セコンドとして付けましょう。

カリスマ美容師だって、自分の髪は切れません。オリンピック選手だって、必ずコーチを付けて何年も訓練をします。プロの歌手であればあるほど、ボイストレーニングは欠かしません。あなたは今後、今売れている歌手と肩を並べるか、それを越えなければデビューのチャンスがやってこないわけです。であれば、プロと同じこと、いやそれ以上の特訓を行っていく必要があるはず。そのためには、論理的に、戦略的に、能動的に歌を磨きましょう。

それでは皆さん、キチンとしたボイストレーニングを正しい方法で積み、良い歌を歌ってくださいね。

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