歌がうまくなる方法 9つのステップ

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ohishi【解説】 大石一尋 ミュージックバンカー チーフディレクター

WHITE VOICE代表トレーナー。 大阪音楽大学中退後、イタリアはローマに8年間留学。'03年に帰国後は、都内ライブハウスにてジャズ・ボサノバを唄い始める。一方でボイストレーナーとしても精力的に活動し、イタリア仕込のロジカルなトレーニング法に定評がある。


プロを目指すために歌がうまくなる方法。 ボイストレーニング、9つのステップで解説します。 ボイストレーニングのテクニック、メソッドを公開。WHITE VOICEの代表トレーナーが惜しげもなく公開するマル秘コラム。ボイストレーニングをどう進めてよいのか、読むだけで理解できる!

第1回 歌がうまくなる一歩目は姿勢

はじまりました、歌がうまくなる方法について語る本コラム。
第1回目はボイストレーニングそのものの前に、まず歌う姿勢についてです。
毎日色んな人のレッスンをしておりますと、本当に様々な姿勢で 歌っている方が居ますね〜。 猫背になっている人、上を向いて歌う人、はたまた地面を見て目を瞑りながらお経でも上げているかの様に歌う人・・・・ 本当に様々です。 いったいどういう風な姿勢で歌えば歌いやすいのでしょう? またどの様な姿勢で歌うと聴いているオーディエンスにあなたの歌を届けることができるのでしょう? 歌は姿勢によって大きな影響を受けます。
それは第2回でお話する腹式呼吸(私はあまりこの言い方が好きではありませんが、皆さんが一番わかりやすい言葉を使いました)に大きな関わりがあります。腹式呼吸とは横隔膜という肺の下にある膜を使います。姿勢が悪いとどうしても横隔膜の上下運動を阻害してしまうのです。 また声の共鳴をも阻害してしまうのです。
ライブハウスなどでせっかく良い声質をしているのに何故か響かない。マイク通りが悪い。ピッチが安定しない。そんなボーカリストを沢山見ます。 猫背で歌っていていい声を出す人はあまり見たことがありません。
それは何故でしょう? 考えても見てください。もしトランペットの先っぽが曲がっていたらいい音がでますか? 絶対に出ません。声もそれと同じなのです。歌を歌うには自分の声を最大限に活かせる姿勢があるのです。ボーカリストにとって、体は楽器そのものなのです。誰がわざわざ先っぽの曲がったトランペットを買いますか?誰もそんなトランペット買わないし、吹きたくないですよね〜。 せっかく一流のボーカリストを目指しているのですからやっぱりいい声がでる姿勢で歌いたいですよね?
それともう1つ姿勢には大きな役割があります。 それはボーカリストの生命線とも言える事なのです。 それはなにかご存知ですか? それはオーラです。堂々とした姿勢、これこそがオーラを生み出すのです。 たとえば皆さんがあるアーティストのコンサートに行ったとしましょう。 そのアーティストは出てくるなり下を向いて歌い始め、結局1回も客席の方を見ませんでした。地面ばかり向いて歌っていました。 少なくとも私はいくら歌がうまくても、そんなアーティストには何のオーラも感じません。たぶん皆さんもそうだと思います。 皆さんには堂々とした姿勢で、堂々とした声を出してオーディエンスに届く歌が歌えるアーティストになって頂きたいのです。
ではどの様な姿勢で歌えば良いのでしょう? 答えは残念ながらここには書けません。 「なんだケチ!教えろよ!!」と思った人も多いと思います。 何もケチで「書けません」 と言っているのではないのです。 その姿勢は個人個人違うのです。すごく胸を張るといい人もいれば、あまり張らない方がいい声が出る人もいるのです。 ここで私が「こう言う姿勢がベストです!」 と書いてしまってそれを見て一人で実践された人が、「前より声が出にくくなった」とか「その姿勢で歌うとなんか喉にくる」などの弊害が出てしまっては、まったくこのコラムの意味がなくなってしまいます。 これはきちんと声を見抜けるボイストレーナーに調整してもらうしかないのです。
先ほども言った通り個人個人ちがうのです。 一流の楽器演奏家は自分の楽器を一流の調律師に調整してもらいます。それとおなじですね。 そして正しい姿勢で歌える癖がついたら、今度はステージの上で、パフォーマンスができるように、動きながら、歌える様にしていくのです。
最後に1つ 猫背だけは駄目です。これだけはここに書けます。

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